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レトロゲーム MSX2 「ハイドライド3」

レトロゲーム、第9回目は、T&EソフトのアクションRPG「ハイドライド3」MSX2版です。

hydlide30.gif
「不思議が当然、フェアリーランド」
「ハイドライド3」は一世を風靡した「ハイドライド」の3作目にして現在のところ最終作となっているタイトルです。前作である「ハイドライドII」は異常なまでに謎解きの難度が高く、結構賛否を呼びましたが、本作もまた別の意味で賛否両論となりました。ファミコン版しかプレイしていない人の間では「クソゲー」扱いされる事も珍しくないようです。(1作目のハイドライドのFC版「ハイドライド・スペシャル」も同様の評価を受けていますね、)

本作はそれまでのシリーズでは省略されてきた要素を追加して、いわゆる「リアリティ」を高める方向での進化を遂げています。例えば時間の概念があり、その経過によってプレイヤーキャラはお腹が空いたり眠くなったりして体力が減っていきます。そのため、ダンジョンなどへ出向く時も食料を持っていかなければいけませんし、基本的には夜には街に戻って宿屋へ泊まる必要があります。

しかしそれくらいならさして問題はなかったと思いますが、とにかくプレイヤーを驚かせたのが「装備品やアイテム全てに重さの概念がある」という事でした。
プレイヤーキャラが持つ事のできる重さが腕力によって決まっており、それを超えると動きが遅くなったり、一歩も動けなくなってしまったりするのです。お店で武器を買うと、その重みで店の前から動けなくなってしまうというマヌケな経験をしたプレイヤーはかなりの数に上ると思われます。

しかししかし、それくらいならまだまだ我慢も出来ると思いますが、敵を倒すと手に入れる事ができるお金にさえ重さが設定されているのにはさすがに辟易した人も多かったでしょう。
では、出先でお金をたくさん手に入れた場合どうするのか?アイテムを捨てるのか?お金を捨てるのか?大丈夫です。プレイヤーを救ってくれる力強いアイテムがあります。その名も

「両替機」

えーーーーー!!
いきなり「リアリティ」はどこかへぶっ飛んでしまいましたwこのアイテムはその名のとおり、「両替」をしてくれる機械です。敵から入手するお金は基本的に「硬貨」らしく、このポータブル両替機(どれくらいの大きさかは不明ですが、少なくとも普通に持ち運びは出来るようです)を使うと「紙幣」に両替され、重量が軽くなるのです。持てる重さに余裕がある時はともかく、そうでなければダンジョンの中でも結構マメに両替をする必要があります。
なんというか、こんなアホなアイテムを考案するハメになるくらいならお金は重さの概念から外すとか、あるいはお金の入手方法自体を変えた方が良かったと思うのですが、とりあえず、やっちゃった、という感じですw


ゲーム開始直後はプレイヤーキャラの体力が極端に少なく(選択する職業によります)、ゲームスタート直後、何もしない内に「食人樹」に攻撃されてゲームオーバーになった事もありました。

レベルアップ時のパラメータの上昇がランダムというのもかなり恐ろしいフィーチャーでした。俺の場合は友人に「PAC」という、セーブ用のカートリッジを借りてプレイしていたので、あまりにも良くない結果だとリセットしてレベルアップをやり直していました。しかし「PAC」がない場合、なんとカセットテープによるセーブ・ロードだったので、リセット技を使うのはかなりきつかったと思います。

難度は前作ほどではないにしろ、ヒントなどはあまりなく、ひたすら己の探究心と推理力、行動力によって道を切り開いて行かなくてはなりません。…正直に言いますと俺の場合はわからないところは友人に公式の攻略冊子(ヒント券みたいのをT&Eに送ったらもらえるヤツ。昔のPCゲームはそういうの多かったですね。)見てクリアしました…。


本作と同時期に日本ファルコムから発売された「イース」は、同社の大ヒット作「ザナドゥ」から「カルマ」や「FOOD」等の多くの要素を廃し、非常にシンプルな作りに徹する事で多くのプレイヤーを呼び込み、「ザナドゥ」以上のヒットとなり、長くシリーズ化される事となりました。
それに対して「ハイドライド3」はある意味真逆の方向性を目指し、大敗を喫する事となるのです。

「ハイドライド3」はPCゲーム界では間違いなく「ビッグタイトル」でした。ゲームシステムは「ハイドライドII」のものを踏襲し、グラフィックや魔法等のバージョンアップを中心としたマイナーチェンジ的な作りであっても、おそらくそれなりのヒットを飛ばすことは出来たと思います。しかし、スタッフは敢えてそういう手法は選びませんでした。言わば一から作り直したわけです。
結果的にはほころびだらけの作品ができあがったという印象ですが、俺は案外このゲームの事が好きだったりします。確かに両替とかは馬鹿馬鹿しいだけでなんの面白みもない「作業」なのですが、全体的にはいろいろ考える必要性が多く、プレイ中の「密度」は濃かったように思います(まあ結構「レベルアップ」のための作業的戦闘を強いられたりもしますが)。


それから、例によって、という感じですが、とにかくBGMがすばらしいです。ノリやかっこ良さを追求するだけでなく、ちゃんと世界観の構築を補助するような役割を考えられた楽曲の数々は今聴いても個性的で、それぞれの場面が目に浮かびます。
MSX2版はPSG音源の3音ですが、非常にうまく作られており、曲によってはこちらの方が好みだったりします。街の曲、「Out of Freedom」は今もMSX2版の着メロをケータイに入れて目覚ましに使っています。ニコニコ動画にもMSX版があるので興味のある方は探してみてください。


良くも悪くも「ハイドライド3」は古い世代のPCゲームです。これがちょうど新しい世代の幕開けとなったとも言える「イース」と同時期に世に出され、明暗を分けたというのは象徴的な出来事だったのではないでしょうか。
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Category | レトロゲーム PC
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理解の範疇を超えるような作品が好きです

 
 
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