ヒネくれたアニメ感想やマンガ、レトロゲーム、ロボゲーのレビューなんかをやっていきます 
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レトロゲーム SFC 重装機兵ヴァルケン

レトロゲーム、第7回目はスーパーファミコン、「重装機兵ヴァルケン」です。

ヴァルケン
一応前作に当たる「レイノス」が好きって言った方が「通」っぽいんですが、俺は断然「ヴァルケン派」ですね~。
最も好きなロボゲーのひとつです。
さて、ロボゲーと言うとロボットアニメからのパク…まあインスパイアでもなんでもいいのですが、本作でもそこかしこに色んなロボットアニメのおいしいところが出てきます。
小惑星に建造された宇宙要塞が地球に落下するのを阻止したり、古今例のない(w)大気圏突入真っ最中の戦闘だったり、薬莢が飛び出るパンチだったり、フライトユニットを装着しての飛行だったり…
はっきり言ってしまうとなんの独創性もないのですが、アクションシューティングゲームとしてこれを体験するというのはアニメを見るのとはまた違う感覚なのです。言わば「プレイヤー自身がロボットアニメを演出する楽しみ」があるのです。

本作におけるグラフィック面での「ロボ」へのこだわりは当時のロボゲーの中でも頭抜けていました。
中でも特筆すべきは、自機がある程度の高さから着地した際のモーションです。脚部のショックアブソーバが作動して、「ズシーン」と上半身が沈み込み、かがんだようなポーズ(ローラーダッシュ時の姿勢でもあります)になるのですがこの動きが絶妙です。また、慣性がかかって砂埃を上げながら進行方向に少し滑るのも実に効果的です。これは偶然ではなく、明らかに緻密に計算されたタイミングとスピードです。ゲーム性に寄与するものではありませんが、だからこそ純粋に演出として楽しめますし、何よりロボットの挙動というものへのスタッフのこだわりをヒシヒシと感じます。

また、バーニア使用時の挙動も非常にリアルで見逃せません。全くスピーディーではないのですが、それだけに自機の重さとそれを宙に浮かせる推力を感じさせるものになっています。高いところから飛び降りてもダメージを受けたりする事はないのですが、雰囲気を出すために着地直前にバーニアを吹かしてスピードを殺す、というのはヴァルケンプレイヤーの基本中の基本だと言えます。
ゲーム性という観点からも持続時間の設定が長すぎず短すぎず、これまた絶妙な調整が施されています。

と言っても、本作以前にこういった部分にこだわって作られたゲームがありました。89年にナムコからリリースされたアーケードゲーム「ファイネストアワー」です。まさしく上記のような着地時の重みやジャンプ+バーニアによる空中での姿勢制御などは、既に「ファイネストアワー」で登場しています。
そもそも「レイノス」が「ファイネストアワー」にインスパイアされて製作されているのは明白で、「レイノス」で表現しきれなかった部分を本作で成し遂げた、とも言えます。表現的には後発であるが故に本作の方が優れているのは当然ですが、「操作感が悪い」と感じさせないように上手く調整されている点が素晴らしいと言えるでしょう(まあ「ファイネストアワー」も慣れれば気にならないとは思いますが)。

他にも細かな優れた描写(重力下では放物線を描いて落ちる薬莢が無重力空間ではそのまま飛んでいくとか)は色々ありますが、プレイ感に関わる部分では上記の二つが最も大きいと言えます。これに妄想も加わって、まさしくロボットを操っている錯覚に陥る事ができたのでした。

正直、自機の挙動や操作感といった部分だけでももう良作扱いしてしまいそうなんですが、ゲームとしても大きな欠点のない、なかなかバランスの取れた手堅い作りになっており、評価できるものになっていると思います。
ステージ構成は先にも書いたようにロボットアニメによく出てくるようなシチュエーションであるがゆえにバラエティに富んでいますし、演出もくどすぎず、ゲームとしての流れを損なわせずにストーリーを盛り上げてくれます。ただ、その全体に渡る優等生的なところが逆に可愛げがないと感じる方もいるかも知れませんね。ラスボス等も、ゲームとしての体裁を整えるためにはやむを得ないのかもしれませんがどこか唐突で、取って付けた感が強いです。

大きな欠点はないものの、細かいところを突っつくともちろん問題がないわけではありません。
俺が一番気になったのは「シールド」が強力すぎる点です。シールドというよりは肩についている装甲板程度のものなのですが、これを構える事によってなんと全方位からの攻撃を完全にシャットアウトできてしまうのです。これありきでのバランス調整であるので、この部分をいじるのはなかなか難しいところなのですが、せめてハードモードでは前方のみ防御可能、もしくは一定のダメージ蓄積で破壊される、などという風になっていればもっと熱かったのにな、と思います。まあそうなると俺はきっとクリアできませんがw
ちなみに本作の実質的な続編と言える「ガンハザード」では、シールドの効果範囲がグラフィックどおりになっています。

あと、攻撃のグラフィックにも少々不満が残ります。まずはアームパンチですが、明らかにサイズが合っていない巨大な拳を突き出すような絵になっています。なんでこんな事になってるのか、よくわかりません。また、パワーアップしていくとバルカン砲の弾丸が異常なまでに巨大になるのもリアルさを欠く要因となっています。やたらと跳弾しまくるのもいかがなものかという気もします。

また、個人的にはそれほど気になりませんでしたが、ステージ中に落ちているアイテムを取得する事によって兵装が増えるのはイマイチ、という声も当時よく耳にしましたね。「レイノス」はステージクリア時の成績によって武器が増えていくのですが、確かにそういった形のほうがリアルというか自然ですね(ただ、成績を絡めるのには反対ですけど。くだらない稼ぎなどを誘発しかねませんから)。
それと同様に、ステージ中のアイテムで自機の耐久力が回復するというのもレイノスファンからは非難された部分でした。

総合的に見て本作は非常に完成度の高いゲームです。「ファイネストアワー」や「レイノス」がかなり「とんがったゲーム」だったのに対して、「ヴァルケン」は「随分と丸くなったな~」って感じです。このあたりは意見が分かれるところでしょうが、俺はこの丸くなり方はアリだったと感じています。ちょっと余裕のある方が「プレイヤー自身が演出する楽しみ」を味わいやすいですからね。

個人的には2Dアクション系のロボゲーではこれ以上のものに未だ出会っておりません。もう何年も前からロボゲーと言えば3Dとなっているので無理からぬ事かも知れませんが、確実に需要はあると思うんで、どっか作ってくれないですかねえ。とりあえずは「ガンヴァルケン」でもやっときますかねw誰か士魂号作ってくれないかなあ~…。
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Category | レトロゲーム SFC
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