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レトロゲーム X68000 「グラナダ」

レトロゲーム、第6回目はX68000のシューティングゲーム「グラナダ」です。
GRANA1f_convert_20081116034442.gif

※今回のエントリは昔やってたサイトに掲載していた文章の加筆、修正版です。
「ウルフチーム」というソフトハウスの私的第一印象はとにかく最悪でした。X68版の「アークス」が1万円もするというのに、目を覆わんばかりのひどい出来だったからです(アークスそのものの出来は別として)。その最悪な印象を豪快な爆発音と共に吹き飛ばしたのがこの「グラナダ」だったのです。

そもそも俺は戦車ゲームが好きです。と言っても戦車というもの自体には特別な興味も知識もないのですが、戦車ゲームは昔からかなり好きでした。旅館とかにあった、戦車の模型を操縦して、砲身をターゲットにぶち当てるゲームなんかも好きでした(なんだそれ)。当時の記憶を正確に手繰り寄せる事は出来ないのですが、おそらくこの「グラナダ」も「戦車ゲーム」だったからこそ着目し、発売日に購入したのだと思います(もっとも、X68のソフトのリリースが少なかったことが最大の理由でしょうけど)。

さて、ゲーム内容は真上視点の任意8方向スクロールシューティング。各ステージごとに設定された特定の敵を全て破壊した後、ボス戦となります。
基本となる攻撃方法は2種類で、ひとつは強烈な連射力を誇るバルカン砲(?)、もうひとつが、「方向固定」のトリガーとの同時押しによる「主砲」です。実にシンプルですが、使い分けがなかなか面白く、人によってその使用比率は結構違っていたのではないかと思われます。

それ以外に、各ステージごとに異なったオプションパーツが用意されていて、これをゲットする事によって戦いを有利に進める事が出来ます。このオプションが自機の弾を当てるとそれを反射して、他の方向にばら撒くもの、誘導ミサイル、自機の回りを回転してガードしてくれるもの、遮蔽物を付きぬけて攻撃できるものなど、実に多彩で、独創的なものもありました。しかもそのほとんどがトリガー同時押しによって特殊な機能が発揮され、ステージ毎のゲーム性にも変化を与えるほどでした。

敵の攻撃もザコ、ボスともに非常に多彩で、素直に「面白いシューティング」と言えるゲームであります。特に6面ボス、ラスボス戦はなかなか熱く、興奮度も高いです。ラスボスは外見も迫力があり、攻撃方法も多彩(だったと思う)なのでぜひ一度見て頂きたいものです。

システム的なことを詰めていくと、シールドの回復方法がない事や、任意スクロールがゆえのタルさといった問題も少なくありません。また、操作性もお世辞にも「良い」という部類に入るものではない(特に障害物にひっかかる感じがかなり不快)のですが、そういう粗さを鑑みても、なかなかよくまとまったゲームでした。開発当初からメガドライブへの移植が考慮されていたではあろうが、「X68000オリジナルゲーム」として、このレベルのゲームが発売された事はなかなかの事件だったのではないかと思います。(これより前、89年に「ジェノサイド」が出ていますが…)

ただ、「オリジナルゲーム」とは言え、微笑ましいほどに過去の様々なゲームの影響をモロに受けているところが散見されるのも事実です。「アサルト」「グロブター」をベースに、細かい点では「タンクバタリアン」やニチブツのゲーム(6面のボスなんて見た目からしてニチブツ色がすごい)の影響が見られます。しかしながら全体的なプレイ感や面白さの質は独自のものがちゃんと醸し出されていて、良い意味での寄せ集めゲームと言えるでしょう。

各ステージの趣向にも見るべきものは多いです。特にステージ2の、ジャングル上空を飛行する巨大輸送機上の戦闘はゲーム史に残る名シーンのひとつと言っても過言ではないと思います(若干過言ですがw)。その輸送機のエンジンを次々に破壊していくのですが、冷静に考えると自殺行為だったりするとは言え、見た目のインパクトは凄いものがありました。他にも視界の悪い地下や、「アサルト」を思い出さずにいられない自然豊かなステージなど、どれも個性的でした。森林のステージでは水上の移動もあり、これが地上を走行するよりも遥かに移動速度が速く、驚かされたものです。
単に見た目の個性だけでなく、各ステージにちゃんと意図的な「狙い」があります。全てが成功してるとは言えませんが、これは非常に評価できる点であると思います。先に書いたオプションパーツによる戦術の変化と相まって、ステージごとに違った面白さを味わう事ができたのです。

グラフィックに関しては、背景はともかく、キャラクターデザインは全体的にダサめというか…独特なセンスが見られますw特にボスキャラは平面的なものが多く、あまり見栄えはよくありません。ただ、7面ボス…の前半はかなりインパクトがありますし、ラスボスは本当にかっこよくて、クオリティも高いです。…違う人が描いてるのかな_
あと、惜しむらくは自機の小ささ…なのですが、これがでかけりゃでかいでゲームバランス的にどうか、という問題もあるので、これでよかったのでしょう。

ウルフチームと言えば凝ったオープニングデモが印象的ですが、本作のそれはテンポが悪いところもありつつもBGMとのマッチングが素晴らしく、雰囲気を盛り上げるのに一役買っていました。このデモの中で主人公らしき男が女と別れるシーンが描かれたりして、「この主人公にはなんかドラマがあるらしい」というのを、「なんとなーく」伝えるのは後に発売される「FZ戦記アクシス」のオープニングにも継承されるノリと言えましょう。
また、ステージクリア後のローディングの際に1枚絵が表示されるのですが、基本的に「ヘタクソ」です。中でも印象的なのが、自機に人間が吹っ飛ばされてる絵なのですが、その人間がマッチ棒に手足をつけたようなモノで、シリアス一辺倒な本作にあっていくらなんでもそりゃねえだろと突っ込んでしまったものです。ちなみに、オープニングデモのラストカットもおそらくその「ヘタクソ」な人が描いてらっしゃいます。これだけはほんと、謎ですね。

GRANA1k.gif


さて、「グラナダ」を語る上で絶対避けて通れないのがサウンドの事です。今をときめく桜庭統氏がその多くを手がけているとの事です。現在とは作風は違う気もしますが、いい曲が多いです。先にも少し述べましが、オープニングの曲がいきなり名曲です。特に冒頭、カメラが移動して、進軍する戦車が見えた瞬間の「ヴァアァァァン」て感じの音がなんというかバイオレンスな響きを持っていて、思わず震えてしまいます。
他にも2面や4面~最終面の曲はどれも大好きです。また、ステージクリアのファンファーレが、ボス敵の爆発と同時に鳴り響くのですが、そのタイミングが絶妙で、ステージクリアのカタルシスとも相まって実に気持ちいいのです。
 本作のBGMについてはMIDI音源のものが評価が高いようですが、個人的には内臓音源の荒々しい音の方が好みです。

BGMもすばらしいのですが、このゲームのサウンドでむしろ特筆すべきなのは効果音であると個人的には思っています。まず、メインの攻撃となるバルカンの発射音ですが、これが重厚で非常に迫力があります。連射力が強い通常攻撃というのは概して「シャカシャカ系」が多いと思いますが、このゲームでは「チュドドドド系」です。俺は自機の発射音は結構でかめが好きなので、「グラナダ」ではその点大満足です。
そして何よりも、硬い敵を破壊したときの「バコーン!!」(「ガァコオオンン!!」かな?)という、乾いた爆発音、これに尽きます。ちっこい敵を倒した「じゅわっ」って感じの音もグラフィックとマッチしてて結構気持ちいいのですが、「バコーン!!」の快感と比べるとそんなものは文字通り吹っ飛んでしまいます。この「バコーン!!」という音を作った人は一体誰なのでしょう?そんな事を知りたくなるくらい、「バコーン!!」は俺にとって魅惑的な爆発音なのです。このゲームが出た頃は効果音もPCMが増えてくる頃で、ともすれば個性が失われてしまう時代に差し掛かっていましたが、その中でも一際目立つこの「バコーン!!」は今なお、俺の心を捉えて放さない、最高の「爆発音」のひとつと言い切れます。もっとも、当時「うるせー」という意見があったことも一応付記しておきますw

とにかく「グラナダ」は俺がX68でプレイしたX68オリジナルゲームの中で1、2を争うほど好きなゲームです。X68オリジナルのアクション系優良ゲームを作ったソフトハウスというと「ZOOM」や「エグザクト」を挙げる人が多いと思いますが、「グラナダ」がある以上、俺は「ウルフチーム」の名を挙げるしかないのです。

本作は現在プロジェクトEGGにおいてプレイできるようですが、月額料金がかかるんですね、コレ…。「グラナダ」自体は840円で、初めてプレイされる方でも(つまり思い入れがなくても)それくらいの価値はあるとは思いますが、まあEGGの会員登録されてる方は購入してみてはいかがでしょうか?(結構弱気w)
ちなみにメガドライブ版もあり、ゲーム性はともかくサウンドはかなり弱いので、こちらをプレイする場合はあくまでも雰囲気を味わう、程度に考えてください。
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Category | レトロゲーム PC
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Author:マスター栄者
ますたあえいじゃと申します
理解の範疇を超えるような作品が好きです

 
 
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